Japan Rice Varieties 日本産米の品種

Japan Rice is unusual among crops in Japan in that it is grown throughout the country, in all 47 prefectures from Hokkaido to Okinawa. In Japan—a country that stretches from north to south—varieties have been improved to match local climate conditions, and new ones are being developed all the time. In addition to varieties for meals, other types have been developed for different purposes like glutinous rice, brewer's rice, and rice for rice flour. In fact, there are currently more than 900 varieties (as of August 2023).

お米は北海道から沖縄まで47都道府県、日本全域で栽培されている、日本でもめずらしい農産物です。南北に長い日本では、その地域の気候条件に合わせた品種改良がなされ、新品種が続々と誕生しています。食用米をはじめ、もち米や酒米、米粉に適した米など、用途に応じた品種も開発され、現在その数は900種を超えます(2023年8月時点)。

Supervision: Marie Akizawa, 5-star Okome Master, rice and palatability appraiser, sixth generation of YAMADAYA HONTEN CO., LTD

監修:秋沢毬衣(五つ星お米マイスター、米・食味鑑定士、株式会社山田屋本店 6代目)

Unique Rice Brands 個性豊かなブランド米

ここでは、海外でも味わえる代表的な12の品種をピックアップしてご紹介。品種によって味わいも食感も、合う料理もそれぞれ。日本産米の多様な個性をお楽しみください。

  • Koshihikari コシヒカリ

    日本で最も作付面積が大きいコシヒカリ。炊き上がりはふっくら、噛むともっちりとした食感で、香りが良く、しっかりとした甘みをもつ。食感と香りのバランスが良いので、一汁三菜の和食にぴったり。代表的な産地は新潟県。

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  • Akitakomachi あきたこまち

    口当たりのやわらかな食感のあきたこまちは、口に入れたときにほろりとほぐれやすいのが特徴。コクとうま味があり、ボディ感を感じられる味わいで、たんぱくな味わいの魚料理との相性がいい。代表的な産地は秋田県。

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  • Hitomebore ひとめぼれ

    やわらかな歯ごたえとほどよい粘りのあるひとめぼれ。ハンバーグや焼肉などの濃厚なおかずにも負けない味わいで、子どもから高齢の方まで幅広い世代に好まれています。日本での作付面積は2位で、代表的な産地は宮城県。

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  • Haenuki はえぬき

    粒が大きめで食べごたえのあるはえぬきは、汁気のあるおかずにぴったり。食味のバランスが良く、炊きたてはもちろん冷めてもおいしさが持続するので、日本の飲食店で数多く採用されています。代表的な産地は山形県。

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  • Nanatsuboshi ななつぼし

    あっさりとした食感とのどごしの良さが特徴のななつぼし。粘りと硬さのバランスが良く、軽やかな甘さで米自体が主張しすぎないので、おかゆやお茶漬けにしたときにさっぱりと食べられます。産地は北海道。

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  • Yumepirika ゆめぴりか

    炊き上げたときにふんわりとやわらかく、粘りの強いゆめぴりか。噛み進めていくと、じんわりと甘みが広がります。もっちりとしてボディ感がある主張の強い米なので、脂の乗った焼き魚との相性抜群。産地は北海道。

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  • Tsuyahime つや姫

    ぴかぴかとした光沢をもつつや姫は、炊きあがりの美しさが秀逸。口に入れると、ぱりっとした粒感が感じられ、冷めてからもおいしさが続くので、おにぎりなどでシンプルに味わうのがおすすめ。代表的な産地は山形県。

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  • Seitennohekireki 青天の霹靂

    粘りとキレのバランスがあり、粒がやや大きめでしっかりとした青天の霹靂。頼もしい味わいながら、重みを感じず、さくさく食べられるさっぱりとした味わいなので、晩酌の締めにもおすすめ。産地は青森県。

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  • Milky Queen ミルキークイーン

    その名の通り、口にいれた瞬間に甘みが広がるミルキークイーン。粘りが強く、もちのように弾力があるので、栗ごはんやちまきなどもち米を使ってつくる料理におすすめです。代表的な産地は茨城県。

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  • Hinohikari ヒノヒカリ

    しっとりとしたやわらかさとパンチのある粘りをもつヒノヒカリ。料理を選ばない万人受けする味わいで、明太子や佃煮などと楽しむのがおすすめ。主に西日本で多くつくられ、日本での作付面積は3位。代表的な産地は宮崎県。

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  • Mizuhochikara ミズホチカラ

    ミズホチカラは米粉の原料として開発された品種。パンにしたときにふくらみが良く、焼成後の変形が少ないのが特徴です。米粉に加工する際に玄米を用いることで、小麦のような香ばしさを出す製品もあります。代表的な産地は熊本県。

  • Yamadanishiki 山田錦

    山田錦は、日本酒づくりに最適な米として開発された「酒米」で、タンパク質が少なく、雑味が抑えられているのが特徴。また粒が大きいという点が、米の周囲を磨いて使う日本酒づくりに適しています。代表的な産地は兵庫県。