ごはんを三角型や俵型などに握ったもので、塩をまぶし海苔で包むことが多い。中に鮭やツナマヨといった具材を入れたり、ごはんに具材を混ぜたりなど、無数のアレンジがある。日本のソウルフードといえる存在。
Japan
Rice Dishes
ごはんが
主役の日本食
Japan Rice Dishes
ごはんが主役の日本食
The concept of a “staple food” is used in Japan, and rice is one such food. In fact, Japanese tabletops feature many kinds of meals centered around rice as the staple. In addition to traditional Japanese cuisine that people have been making since long ago, many truly unique variations have been created such as side dishes that make rice taste even better, as well as yoshoku dishes developed through Japan’s unique interpretation of Western-style cuisine. Here are 12 of the best known examples of these foods.
日本食には主食という考え方があり、日本でごはんは主食とされています。日本の食卓には、主食であるごはんを中心にした数多くのメニューが登場します。古来つくられてきた伝統的な日本料理だけでなく、ごはんをおいしく食べるために作られたおかずや西洋料理を日本で独自に解釈して発展させた「洋食」など、そのバリエーションは実にユニーク。ここでは、そのなかでも代表的な12品を紹介します。
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酢飯と具材を組み合わせた日本の伝統料理で、世界でも人気の高い日本食の代表。さまざまな形態があるが、主に俵型に握った酢飯にネタを載せた「握り寿司」を指す。ネタはマグロやエビといった魚介類が中心。
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海苔で酢飯とさまざまな具材を巻いた太い巻き寿司のこと。卵焼きや魚介などの具材を一度に食べられる。節分の2月3日にその年の恵方を向いて太巻きを無言で食べると縁起が良いとされる「恵方巻」という文化もある。
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もち米に小豆またはささげ豆を入れて蒸したもの。炊きあがると豆の色が米に移り、赤みを帯びる。小豆の赤い色には魔除けの意味があり、日本では主にお祝いの席で食べられる。
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生米や炊いたごはんを、多めの水で柔らかく煮たもの。水の量によって全がゆ、5分がゆ、重湯などに分けられる。のどごしが良く、消化しやすいので、体調が優れないときの食事にもぴったり。
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インド料理を日本で独自に発展させ、カレーライスは国民食のひとつに。肉や野菜を多様なスパイスで煮込み、とろみのあるスープ状のカレーをごはんにかけたものが一般的な日本のカレー。近年、トンカツを載せたカツカレーも世界で人気を博している。
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丼に盛り付けたごはんの上におかずをのせて食べる料理の総称。天ぷらを載せた天丼、鶏肉と卵を煮た具を載せた親子丼、刺し身を載せた海鮮丼などさまざまな種類がある。手軽にさっと食べられるので人気。
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米に野菜や魚介類などを入れ、塩やしょうゆ、出汁と一緒に炊いた料理。春はたけのこ、夏はとうもろこし、秋はきのこ、冬は牡蠣など、日本では旬の食材を使った季節の料理として親しまれている。
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ケチャップで味付けしたごはんをオムレツのように卵で包み込んだ料理。日本の洋食店で作られたのが最初で、名前の由来はフランス語の「オムレツ」と英語の「ライス」からとされている。
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バターライスやピラフの上にベシャメルソースをかけ、チーズを散らしてオーブンで焼いたごはんのグラタン。発祥は日本の横浜のホテルとされている。シーフードドリア、カレードリアなどのバリエーションがある。
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日本のハンバーガー店で誕生した、ごはんをバンズの形に押し固めて焼き上げ、パティや野菜、焼肉などの具材を挟んだもの。グルテンフリーのバーガーも可能。
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ごはんと一緒に食べるとおいしい、ちょっとしたおかず。塩味や酸味、辛味が効いたものが多いので、少ない量でごはんをたくさん食べられる。日本ではふりかけや漬物、明太子、梅干し、納豆、海苔などが定番。